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Vol.9:「企画」の流れ…「実現(マネジメント)」について(9月7日)

 

今回のテーマは「企画」の流れの第四段階である「実現段階」です。


つまり、考えたアイデアをいかにして実現させるか、という段階です。

 

「企画」と聞くと「アイデア発想」や「企画書作り」「プレゼン」まではすぐに思いつくと思いますが「実現」までをひっくるめて考えている方は、意外と少ないようです。

 

しかし「企画」とは「実現」させてこその「企画」なのです。夢物語や机上の空論では何の意味もありません。

 

ぜひ「実現」段階もしっかりと考えてみましょう。

 

 

通常、ビジネスの世界ではこの「実現段階」を「マネジメント」と呼び、何をもって「マネジメント」とするのか、どこまでがその範囲なのか、などには、さまざまな意見や解釈、定義が存在しています。

 

 

そんな「マネジメント」について、企画経営アカデミーでは、大きく8つに分類をして考えています。

 

・お金の管理

・人の管理

・物の管理

・仕事の管理

・時間の管理

・情報の管理

・ノウハウの管理

・リスクの管理

 

もちろん細かく分けていけば、さらにたくさんの項目が出てきますが、まずは、これら8つの項目について、具体的にどんな作業が存在するのかを、簡単にご説明いたします。

 

 

■お金の管理

 

そのものズバリ、プロジェクトに関わるお金の管理です。

 

予算が決まっている場合は、予算をどう配分するか、を決めます。

内部スタッフのみで運営し、外部へお金が出ていかないような場合でも、それぞれ担当者の勤務時間を時給換算して管理する場合もあります。

 

 

■人の管理

 

プロジェクトに関わる人の管理を行います。

 

誰が、どのポジションで、何の仕事を、どんな権限を持って行うのか、を定義します。

いわゆるツリー状の組織図で管理する方法もあれば、一覧表にして担当者ごとに負荷計算を行いながら管理する方法などもあります。

 

 

■物の管理

 

プロジェクトに関する物の管理を行います。

 

主には、必要な物を調達する作業と、調達した物を管理する作業が存在します。

備品調達は、何を、どこから、誰が、どんな手段で、いくらで、いくつ手にいれるのか、を管理をします。

在庫管理は、何が、どこに、いくつ存在し、誰が、どのような目的で使ったか、について管理します。その際、誰が、どのような方法で管理するのか、も明確にします。

 

 

■仕事の管理

 

「企画」の実現までに、どんな作業が必要なのかを管理します。

 

別名「タスクチャート」とも呼ばれ、必要なタスクを洗い出します。

誰が、いつ、何を行うのか、を明確にするため、人の管理や時間の管理とも連携して、表やリストを作成します。

 

 

■時間の管理

 

「企画」のゴールを明確にし、ゴールに向かってスケジュール管理を行います。

 

誰が、何を、いつまでにするのかをはっきりさせた上で、ひとつの作業が、次のどの作業につながっていくのか、が分かるようにします。

管理には「ガントチャート」という手法を使うのが一般的で、これを行うには、前述の「仕事の管理」で、タスク一覧が出ていることが必要です。

 

 

■情報の管理

 

「企画」を実現させる課程で発生する、情報の交通整理を行います。

 

各作業の担当者が独自のルールでドキュメントを作成し、ファイル名もバラバラで本人にしか分からないようでは、担当者以外が情報を共有したいとき、必要な情報が手に入らなくなってしまいます。

ファイル名のつけ方、文書の管理方法、情報共有の仕方など、各プロジェクトに応じたルールを作り、メンバー全員が、欲しい情報に欲しい時に手に入れられるようにします。

 

 

■ノウハウの管理

 

プロジェクトを成功に導いたノウハウを次につなげるために管理します。

 

プロジェクトが成功したとき、そこには成功のためのノウハウが存在しています。

そのノウハウを管理し、次の担当者や未経験者が、同じ、または同じようなプロジェクトを成功できるようにするのです。

企業レベルのノウハウであれば「特許」といった手段で、ノウハウの囲い込みをすることもあります。

物作りやサービスの現場なら「作業標準書」といった形で、手順やコツなどをマニュアルにし、誰がやっても同じ品質になるように管理を行います。

 

 

■リスクの管理

 

「企画」を実現する中で起きうる、トラブルや事故の予防や対処を行います。

 

プロジェクトを進めていくと、予期しなかった問題が発生してプロジェクトが中断したり、プロジェクトが中止、最悪の場合、企業ごと倒産してしまうようなこともあります。

そうならないよう、起きうるリスクを想定し、事前に対策をとったり、また、実際にトラブルや事故が起きてしまった時には、できる限り被害を小さく食い止めるような対処ができるように、リスク管理を行います。

 

 

 

このように「マネジメント」にはさまざまな管理業務が存在します。

 

もちろん、なるべくなら「管理」をしないで適当にやって「企画」が実現できれば最高ですが、現実はそれほど甘くはありません。

 

ふと気がつくと、予算を使い切っていたり、人手が足りなかったり、物が無かったり、大幅に時間をオーバーしていたり、やらなければならない業務がうっかり放置されていたり、大きな事故が起きて全てがパーになったり。。。

 

自分が思いを込めて生み出した「企画」だからこそ、必ず実現させたいですよね。

 

せっかく「企画」について考えるなら、発想するだけでも、企画書にするだけでも、プレゼンで通すだけでもなく「実現」すなわち「マネジメント」までを見据えて、考えていきましょう!

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プロフィール
ITと心理を得意とする事業開拓者。
新しい事業の立ち上げと、オリジナルフレームワーク作りが趣味。

キヤノン入社後、工場にて生産管理、工程管理業務を経験し、本社にてマーケティング、在庫管理、予算策定などの業務を行う。

キヤノン退社後、ピクセルクラフト(株)を立ち上げ、日本で唯一のVJ(CG映像)
に特化した素材販売サイトを立ち上げる。

現在は、中小企業のネットビジネスに関するコンサルティング業務、ブランディングサイトに関するコンサルティング業務などを行っている。

パートナー行政書士
大槻美菜
大槻美菜行政書士事務所
東京都行政書士会所属
登録番号第10081560号

会社設立およびNPO法人設立を専門とする行政書士。
電子定款作成・認証を導入し、法人設立を強力サポート。

2001年 青山学院大学 法学部卒業
2008年度 行政書士試験 合格
2010年6月 行政書士登録


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