今回のテーマは、多くの方が気になっていると思われる「企画書作成」すなわ
ち、「整理段階」についてお話ししたいと思います。
皆さんは「企画書作成」に、どのくらいの時間をかけていますか?
2〜3日?1週間?それとも10日くらいああでもないこうでもないと、書いたり直
したり、順番を入れ替えてみたり、、、行ったり来たりされていますか?
前回、このメルマガでお話ししたように、本当に時間がかかるのは、リサーチを
したり、アイデアを考えたりする「データ出し=収集段階」であって、本来「企
画書作成」自体には、それほど時間はかからないものなのです。
例えば私の場合。
大型コンペなど本格的なプレゼンなどでは、約20ページのフルセット企画書を作
ります。
この場合、まずは、データ収集に2週間ほどかけてしっかり行ったあと、企画書
の作成には、数時間〜1日しかかけません。
そしてこの「企画書作成」の段階に入ってからは、考え込んだり、悩んだり、と
いうことはほとんどありません。
それは「企画書作成」とは、過不足無く揃った手札を、決められた場所にただた
だ置いていくような作業にすぎないからなのです。
さらに、私は日頃から企画書を書く機会がとても多いので、予めいくつかのパ
ターンのひな形を作ってあります。
過去に作ったひな形を使って企画書を書く場合には、もうほとんど時間はかかり
ません。
さて、皆さんはいかがでしょうか?
多くの方々の場合、いきなり企画書を書き始めて、書きながらアイデアを考え、
思いついたら書き、また書きながらまた考える、そうやって企画書を書いてはい
ませんか?
例えば、日曜大工で本棚を作ろうとした場合。
まず、最初に作りたい本棚のサイズや材質、棚の数などを決めてから、トンカ
チ、釘、のこぎりなどの道具を用意しますよね。
そして、必要なサイズの板を買ってきて、底、天井、中仕切り、側面等、それぞ
れのサイズに切ってから、トンカントンカン釘で打ち始めるわけです。
しかし、企画書でアイデアを考えながら書く、という作業をするということは、
サイズも決めずに板を切り出して、本棚を作り始めるということです。
その辺にあった板を、サイズも計らずいきなり釘で打ってみてから、やれ、長す
ぎた、短すぎたとか、釘が出てしまって長すぎて引っこ抜いてみたりとか、結
局、板のサイズがキレイに合わずに切りとったり継ぎ足したり、、、
そんな風に作った本棚は、製作作業はやたら時間がかかり、見た目もキレイでな
い作品に仕上がってしまうのです。
良い企画書を書くのであれば、きちんと各段階を踏んで作成することがとても重
要です。
「企画書作成」の前に、揃えてくるべき情報が具体的にどのようなものであるか
は、企画書の種類によってさまざまです。
しかし、大元となる要素はどのような企画書でもたいていは同じです。
<企画背景>
→なぜ、この企画をやろうと思っているのか
<企画目的>
→何のためにこの企画をやろうとしているのか
<企画目標>
→どこまでやるのか
<企画内容>
→どのような内容か
企画書を作成する、という作業は、集めてきたデータをこれらの項目ごとに振り
分け、レイアウトし、最後に見栄えを良くするためのデザインを施せば、終了な
のです。
つまり「企画書作成」段階とは、考える時間ではなく、揃った手札をただ分かり
やすく並べ、ちょっとお化粧する、仕上げの時間なのです。
「企画書作成」が苦手、と思われている方の多くは、何から書いたら良いか分か
らない、途中でどうして良いかわからなくなってしまう、最後に何を書いている
のかわからなくなってしまう、と、書きながら悩んで手が止まってしまうからで
はないでしょうか?
「企画書作成」とは、ただ並べる作業だと割り切って、書きながら考え込んでし
まうようであれば「データ出し=収集段階」が不足していたのだ、と、いったん
立ち返る、という風にされてはいかがでしょうか?
気持ちも作業もぐっと楽になると思いますよ。
______________________________________________________
◇ 起業に関する各種セミナー 開催中! ◇ http://www.kikaku-keiei.com/info.html ◇ 起業支援の各種サービス 実施中! ◇ http://www.kikaku-keiei.com/332.html _______________________________________________________
ITと心理を得意とする事業開拓者。
大槻美菜