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Vol.10:アイデア発想法、思考法と課題のマッチング(9月30日)

 

今回は、アイデア発想法、思考法における、代表的な2つの技法についてご紹介

いたします。

 

 

世の中には、一般的なものから特殊なものまで、数えあげればきりがないほどた

くさんの、アイデア発想法、思考法が存在しています。

 

しかし、基本的にこれらの手法は、大きく分けて2つのタイプに分類することが

できます。

 

 

それは「拡散(発散)技法」と「収束技法」です。

 

 

・「拡散技法」は、データを広げる方向に考えていく

・「収束技法」は、データを絞っていく方向に考えていく

技法です。

 

 

「拡散技法」とは、その名の通り、起点となるキーワードやテーマから、いくつ

ものアイデアを出していく技法です。

 

ビジネスの現場では、商品のネーミング、キャッチフレーズ、新商品開発、新規

事業案、問題点の洗い出し、などを考えるのに適しています。

 

ツールとしては、NM法、ブレインストーミング、チェックリスト、マッピング技

法、などが有名です。

 

 

一方、「収束技法」とは、たくさんあるデータを、ひとつにまとめあげていく技

法です。

 

単純に取捨選択するようなケースもあれば、各要素の裏に隠れている関係性を引

き出したり、データどうしを結合して内在するテーマを導くような、高度な手法

も存在します。

 

ビジネスの現場では、企業の理念や課題、戦略の設定、商品やプロジェクトのコ

ンセプト決め、テーマ作り、仕事の優先順位、などを考えるのに適しています。

 

そして、ツールとしては「拡散技法」に比べるとそれほど多くはありませんが、

KJ法、フィッシュボーン、カードを使った発想法、などがあります。

 

 

と、ここで、理念を決めたり、優先順位をつけることも、アイデア発想なの?と

不思議に思う方もいるかも知れません。

 

そうです。どんな問題も、解決策を見つける、という作業は「アイデア発想」に

あたるのです。

 

その点を忘れなければ、大きな問題も、難しい課題があっても、行き詰まったり

慌てることなく、解決策を考えていけますね。

 

 

ではここで、最も重要なことは何でしょう。

 

それは、あなたが新しいアイデアを必要としている時に「拡散」「収束」のいず

れの技法を使うべきか、その中でもどの技法を選ぶべきなのか、を、きちんと見

分けられる、ということです。

 

新しい技法を覚えると、ついついそのツールに心酔して、なんでもかんでも、ひ

とつの発想法でアイデア出しをしようとしてしまいがちですが、それぞれの技法

には向き不向きがあり、アイデアとの相性があるのです。

 

自分がどういったアイデアを必要しているのか、それにはどのツールが本当に効

果的なのか、を、ツールを使う前にしっかりと知っておく必要があります。

 

 

例えば

「新商品である20代女性向けの化粧水の新しい名前を考えてください」

といった課題があったとします。

 

新しい商品やサービスのネーミングを考えたい時は「拡散技法」を使うのはもち

ろんですが、なかでも「ブレインストーミング」などはとても適した手法で、よ

り早く、たくさん、ユニークな名前を思いつくことができます。

 

ですので「ブレインストーミング」を使って、くだらないアイデアも、変なアイ

デアも、一切気にせず、とにかく数を出していきます。

 

3人くらいでも、始めれば1時間程で余裕で100案近くは出せるでしょう。

 

あとは、出てきたネーミングの中から、良いものを選別していけば良いのです。

もしも無ければこれを繰り返します。

 

数打ちゃ当たる、作戦です。

 

 

では今度は、

「新しく営業代行サービスの会社を立ち上げるので、企業理念を設定したい」

という課題がある場合はどうでしょう。

 

理念やコンセプト、テーマなどを設定するには「収束技法」が適していますが、

なかでも「KJ法」「カードを使った発送法」などを活用すると、1つの軸を上手

に導きだすことができます。

 

 

私は、学生時代にはこんなツールの存在を知らなかったので、サークルを立ち上

げたものの、なかなか理念が決められず、どうする?どうしようか?と、仲間同

士で顔を突き合わせて、ひたすら悶々とした思い出があります。

 

つまり、サークルとして、やってみたいことを色々出してみた(拡散技法)まで

は良かったのですが、その後「収束技法」を使って理念を作り出す流れを知らな

かったので、議論が紛糾してしまったのです。

 

 

あなたが直面している課題や問題、アイデア出しが必要な案件と、個別の発想法

とのマッチング。

 

これは仕事を効率的に進めるためには、欠かせない知識ですよ。

 

 

 

それでは、次回以降、それぞれのツールについて詳しくご紹介をしていきたいと

思います。

 

ご自身の課題について、どのツールで発想していくのが最も適しているのかし

ら?という視点でお読みいただければと思います。

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プロフィール
ITと心理を得意とする事業開拓者。
新しい事業の立ち上げと、オリジナルフレームワーク作りが趣味。

キヤノン入社後、工場にて生産管理、工程管理業務を経験し、本社にてマーケティング、在庫管理、予算策定などの業務を行う。

キヤノン退社後、ピクセルクラフト(株)を立ち上げ、日本で唯一のVJ(CG映像)
に特化した素材販売サイトを立ち上げる。

現在は、中小企業のネットビジネスに関するコンサルティング業務、ブランディングサイトに関するコンサルティング業務などを行っている。

パートナー行政書士
大槻美菜
大槻美菜行政書士事務所
東京都行政書士会所属
登録番号第10081560号

会社設立およびNPO法人設立を専門とする行政書士。
電子定款作成・認証を導入し、法人設立を強力サポート。

2001年 青山学院大学 法学部卒業
2008年度 行政書士試験 合格
2010年6月 行政書士登録


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